【ネパール/カトマンズへの旅】②カトマンズ旧市街探索とダルバール広場へ

ネパール

2022秋 ネパール/カトマンズへの旅 2日目の様子

2022年11月にカトマンズを旅しました。2日目は旧市街を散策しダルバール広場を観光しました。この旅を動画の前編にまとめていますので是非ご覧ください。(もし良ければチャンネル登録・高評価を何卒よろしくお願いします。)

※以下の情報は2022年12月時点のものであり、変更になっている可能性があります。必ず最新情報をご確認ください。

タメル地区

ダルバール広場を中心とする旧市街の北側のエリアは、細い路地が入り組んだエリアになっています。

この地域は旅行者街であり多くのホテルやレストラン、ショップ、旅行会社などが軒を連ねており、多くの旅行客が世界中から集まるエリアです。

タメル地区(Thamel Area)

欧米からの旅行客に人気があるようで本当に多くの方が行き来していました。一方で東アジア系の人はあまり見かけませんでした。

タメルのトレッキング用品店

ネパールに来る観光客は、カトマンズから人気のリゾート地であるポカラへ行きヒマラヤ山脈のトレッキングを楽しむ方が多いのではないかと思います。そのせいかタメル地区には多くのトレッキング用品店があり、アウターをお手頃価格で購入できます。ブランドは正規品ではないかとは思いますが、品質は悪くはないようです。

両替について

両替所

タメル地区には多くの両替所がありました。どこも店頭でレートを表示しているので、安心して両替できます。

両替所

レートについてはどこもほとんど同じなのですが、店によっては微妙な違いを出しているところもありました。労力に見合うものか分かりませんが、有利なお店を探して両替するのもありかと思います。

銀行

カトマンズの銀行

銀行でも両替できます。私は評判のよさそうなメガバンクネパール(MEGA BANK NEPAL)で両替しました。店に入り左奥に両替のカウンターがあります(要パスポート)。銀行なので営業時間が15時まで(土曜日は14時まで)ですが、早い時間帯に行った方が良いかと思います。

レート差

滞在中のある日に銀行で両替レートと両替所数店舗の店頭レートで10,000円を両替した場合のネパールルピーの受取額を比較してみました。

10,000円を両替した場合摘要
銀行の場合9,189NPRMEGA BANK NEPAL
両替所9,040~9,090NPRサンプルで近隣5店舗

到着時の空港の店頭レートが0.882NPR/円で、その翌朝の両替所数店のレートが0.88~0.90NPR/円でしたので、空港と市街地の両替所もそれほど大きな差がないのではないかと思いました(ただし、この時期は円ドルの相場が急変(11/10 146.41→11/11 141.87)していた時期なので、正確な情報はお伝え出来ません)。

また空港両替店のレート表に基づく米ドルと円レートの交換比は、142.85円/ドル(NPRの米ドルへの交換レート162NPR、円への交換レート0.882NPRの比、11/11深夜)でしたので、円から両替することによる不利益はあまりないかと思いました。

旧市街散策

タメル地区か南に少し歩くと旧市街の賑やかな路地に入ります。古から変わりのない歴史感あふれる生活の息吹が感じられるエリアで、細い路地に多くの人が行き交います。またバイクや車から絶えず注意を呼び掛ける無意味なクラクションがならされ続けます。日本とは違う日常の騒音のやかましさに遠くまで来たなと感じます。

カトマンズ旧市街
アサンチョーク

街のいたるところにヒンズー教や仏教寺院があり、カトマンズが神々の住む街といわれる所以です。

インドラチョークへの道

世界遺産のダルバール広場から北東へ延びる道が歴史ある交易の中心地として栄えてきた道です。その中でも交差点のインドラチョーク(Indrachok)とAsan Bazarのあるアサンチョークの間が最も混雑している通りでした。

アカシュ・バイラブ寺院

インドラチョークのアカシュバイラブ寺院です。この寺院の下にIndrachowk Lassi Bhandarというラッシーのお店があります。

Bigサイズが80NPR(89円)、Smallサイズが45NPR(50円)だったので、Bigサイズを注文。

ラッシー(カトマンズ)

かつて味わったことがない味で、濃厚でクリーミー、とってもおいしいラッシーでした。

世界遺産 ダルバール広場

 1979年に「カトマンズの渓谷」として世界遺産に登録されました。カトマンズの渓谷は、カトマンズ盆地の首都カトマンズ市とパタン市、バクタプル市が含まれ、その中の構成資産は、以下の7つの寺院や宮殿です。
➀ カトマンズのダルバール広場(Kathmandu Durbar Square)
② パタンのダルバール広場(Patan Durbar Square)
③ バクタプルのダルバール広場(Bhaktapur Durbar Square)
④ ボダナート(Boudhanath Stupa)
⑤ スワヤンブナート(Swayambhunath Temple)
⑥ パシュパティナート(Pashupatinath Temple)
⑦ チャング・ナラヤン(Changunarayan Temple)
 ダルバールは「王宮」を意味し、中世バクタプルからカトマンズとパタンの王族が独立してそれぞれの王宮を中心とした広場を持つに至った歴史があり、3つのダルバート広場があるそうです。カトマンズのダルバール広場はそのうちの代表的な構成資産です。

ダルバール広場エントランス

ダルバール広場へは外国人のみ入場料の支払いが必要です。広場の入り口にチケット売り場があります。料金は1,000NRP(約1,111円)です。チケットは、広場内のハヌマン・ドカ宮殿に入る入場券も兼ねています。

ダルバール広場

広場内は20もの寺院が立ち並んでいます。

カーラ・バイラブ
カーラ・バイラブ
ジャガナート寺院
ジャガナート寺院

2015年のネパール地震で深刻な被害が出ており、現在も修復作業中の建物が多くあります。

ハヌマン・ドカ宮殿

広場の中心にあるハヌマン・ドカは旧王宮で、現在は宮殿博物館となっています。

地震からの復旧に関して中国の支援をアピールする立て看板があちらこちらにありました。

日本の貢献はどれくらいか分かりませんが、さりげなく掲げられていました。

クマリの館

クマリの館外観

クマリは、女神クマリの化身としてネパールで崇拝される少女のことで、このクマリの館に住んでいます。厳しい審査によりクマリに選ばれた少女は、親元を離れ祭礼の時以外はこの館で生活することになります。生き神様として崇拝され、初潮を迎えると聖性が失われて次の少女に交代することになるそうです。

クマリの館中庭

運が良ければこの窓から顔を出すクマリを拝顔でき、幸運をもたらすと言われているため、この日も多くの人が集まっていました。

ネットに午前中と16時以降に可能性があるとあったので、16時から待つことにしました。その後、皆さん分かっているのか、次から次へと足の踏み場もないくらいに人が集まりだしました。その後、係員の方が写真撮影は禁止だと何度も大声を上げるようになり、しばらくすると、クマリが数秒間姿を現し、拝顔することができました。

ダルバール広場を中心とする旧市街は、にぎやかで活気があり、信仰心が息づく魅力的な街でした。

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